三桝屋本店|「蔵の街栃木」にある江戸時代創業の人形専門店

「蔵の街栃木」にある江戸時代創業の人形専門店

破魔弓

  • 現代社会の核家族化に伴い忘れ去られようとしている大切な心、それは祖先への感謝と子孫繁栄の願いです。
    羽子板・破魔弓はその心を形にした物なのです。
    赤ちゃんが生まれて初めて迎える正月を「初正月」と言います。 古くからこの初正月を祝って、赤ちゃんの祖父母、おじやおば、仲人、隣近所、友人などが、男の子に破魔弓を贈るという美しい習慣があります。

  • 破魔弓飾りの値段は大きさ・素材・技法の組合わせで決まります!

    お値段は8,000円~150,000円ぐらいで中心価格帯は30,000円~60,000円ぐらいです。

破魔弓飾りについて
  • [破魔弓飾りの一例]
    鉄刀木箙飾り13号
    間口33cm高さ58cm奥行28cm

  • 大きさについて

    破魔弓の大きさの呼び方は寸法を尺で表しそれに号をつけます。45cmの物は1尺5寸ですので15号と呼びます。しかしどこの大きさを計るかの統一した決まりがありません。現在①弓の長さ ②ガラス面の縦の長さ ③全体の高さの三種類がありますので比較する時は注意しましょう。

  • ガラスについて

    通常は板ガラスを使用していますが高級品はカットガラスとか面取りガラスと呼ばれる厚いガラスを使っています。このガラスは厚いので柱の溝に入れるため隅を薄く削ってあります。ガラスの隅に筋が見えるのはこのためです。

  • ケースの材質について

    ケースは塗ってあるもの(黒塗り艶アリ 艶ナシ 朱塗り等))と木目を生かしたもの(桐、欅、竹、杉、花梨、鉄刀木、紫檀、黒檀、黄金檀等)があります。比較的木目を生かしたケースのほうが高価のようです。
    またバックに本金箔(金澤箔、川俣箔等)を貼ったり本金盛上げ蒔絵や金彩蒔絵をした豪華な仕上げのもございます。

  • 弓・矢の材質について

    弓は合成樹脂、木製、竹製がありますが竹製を除いて塗ってあるので良くわかりませんが脇から見て筋の見えるのは合成樹脂です。塗りも最近は本漆や梨地仕上げをした豪華な物もあります。また巻いてある物もビニール、綿、籐の違いがあります。
    矢の素材は合成樹脂のパイプ、木製、竹製があります。鏃(やじり)は合成樹脂、金属、木製があり、本金メッキや金箔押しの豪華な仕上げの物もあります。矢羽根は安価な物は鶏を染めた物もありますが、色々な鳥の羽が使われています。下の写真をご覧下さい。

  • その他の材質、技法について

    箙(えびら)や的(まと)の部分に本竹網代や彫金、彫刻を施した物もございます。
    また、本金蒔絵や本金箔押しをした豪華な物もございます。

矢に使われている鳥の羽の種類
  • フクロウ・ハチクマ